ソサエティ向けは特に美味しいのが多いイメージです。
スプリングバンク SPRINGBANK 1997-2007 9yo OB for SPRINGBANK SOCIETY 60.2%
one of 700 bottles, Fresh Rum Butt
香りは厚みのある麦、プラムジャム、煮詰まった紅茶、ダシや磯っぽさ、強めのスモークを感じるピート、強めのオーク、重厚でリッチ。
飲むと最初滑らかだがビリビリとスパイシーに力強く広がる、噛み応えのある麦の旨味、ジャムの濃い甘味、オークとそのタンニンが味を引き締める、ダシっぽさ、ピートもしっかりめ、リッチで長い余韻。
【Good/Very Good】
スプリングバンクソサエティ向けに2007年にボトリングされたスプリングバンク1997,9年熟成です。
以前のボトルから良いイメージを持っているラムカスクで熟成されています。
まずはガツンとくる麦の厚い香りがあり,そこにジャムや苦みのありそうな濃い紅茶,オーク感,そして近年のバンクらしい魚介ダシっぽさや強めのピートが追いかけてきます。
それぞれの要素が荒々しく力強いですが,決して不快な未熟感はありません。
飲んでもやはりパンチの効いたパワフルさがあり,麦の旨味に溢れていますが,香り同様に濃縮感のあるフルーツの甘味やオークのタンニンも効いており,ピートもあり,非常にコンテンツが濃厚な味わいでした。
あまり一体感はなくそれぞれの要素がガツンと主張してくる感じですが,これはこれで面白く旨いモルトでした。
ソサエティ向けには面白く美味しいものが多いですね。
#スプリングバンク (SPRINGBANK)