このシリーズに共通するニュアンスがあるように思いました。
ダフタウン DUFFTOWN 17yo JAMES MACARTHUR'S In Celebration 500 Years of Scotch Whisky 1494-1994 58.5%
香りはまったり、心地よいオールド感、荒々しさがありつつこなれた麦感と加熱したりんご、シナモン、バニラ、プレーンな樽感。
飲むとプレーンな味わい、ジワジワとスパイシーになりヒリヒリするが染み込むようなテクスチャーもあり、噛み応えがあり舌にまとわりつく感じもある、強い麦感とその旨味、コクのある甘味、長い余韻。
【Very Good】
ジェームスマッカーサーのスコッチ生誕500周年記念ボトリングのひとつ、ダフタウン17年。
1994年ボトリングなのでおよそ1977年くらいの蒸留と思われます。
同シリーズだとブレアアソールに近いタイプで,プレーンな樽感で熟成年数から想像する以上に荒々しさを残していて複雑な熟成感はあまり感じません。
その代わりボトリング後の経年変化から来ると思われる舌に染み込んでくるようなテクスチャーがあり,噛み応えがあるようなニュアンスもあって麦の旨味が十分に感じられました。
これもボトリング当時より美味しく飲めるようになってきたタイプだと思われました。
今回のジェームスマッカーサーのスコッチ生誕500周年ボトルの紹介はここでおしまいです。
全部飲んで思ったのは,わりとグリーンケイデンでよくあるスペック(70年代後半蒸留でやや短熟)で,樽感も同様にプレーンなものでもあからさまにドライでキレのあるタイプではないのが不思議でした。
もちろん共通する部分もあるのですが,全体にまったりとしたニュアンスを帯びていたのが印象的で,この辺がボトラーの差でしょうかね。
今回の一挙開栓も楽しませていただきました。
#ダフタウン (DUFFTOWN)