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ニューリリース:スプリングバンク 1996-2015 19年 モルトマン #103

近年としてはとても良いシェリーカスクでした。

スプリングバンク SPRINGBANK 1996-2015 19yo The maltman #103 SPRINGBANK 1996-2015 19yo The maltman #103

スプリングバンク SPRINGBANK 1996-2015 19yo The maltman #103 48.5%
one of 246 bottles, Oloroso Sherry Cask 

香りはしっかりめのシェリー、ベリージャム、濃縮ブドウ果汁、ドライフルーツ、クローブ、ブークガルニ、奥に焦がした麦。
飲むとベリージャムやドライフルーツの濃い甘味、少しミーティでリッチ、なめし皮、厚みがある、ハーブの優しい渋味が味を引き締める、ピートも奥にありリッチで長い余韻。

【Good/Very Good】

モルトマンからニューリリースのスプリングバンク1996,19年熟成です。

香りの第一印象からしっかりとシェリー感がありますが,近年シェリーとしては私の好みの傾向で,ベリージャムやブドウ果汁っぽさがあり,ハーブやスパイスも感じる多彩なアロマです。

飲んでもシェリーが効いており,濃縮感のあるフルーツとその甘味,そして引き締めるハーブの渋味があり,少しミーティで厚みもあるリッチな味わいです。
この年代のバンクらしいピート感は香りではシェリーにマスクされている印象でしたが,飲んでみると奥から出てきます。

最近飲んだオフィシャルのシェリーのもの数種類よりも,磯っぽさやダシ醤油っぽさが強くなくピートも控えめで,こちらの方が個人的には好みです。

今回飲んだニューリリースのモルトマンは昨日掲載したフェッターケアンとこのバンクの2種類でしたが,どちらもVGに近いG/VGでした。突き抜けているとまでは言えませんでしたが期待を明らかに上回る美味しさで,最近のボトラーのリリースとしてはかなり好みのタイプでした。
これからのリリースにも期待したいと思います。

 

#スプリングバンク (SPRINGBANK)

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