きれいな加水短熟スペイサイドモルトでした。
クレイゲラキ CRAIGELLACHIE 2000-2014 13yo BBR #147 46%
香りはシトラス、爽やかなフローラル、フレッシュな強いモルティ、バニラ。
飲むとアルコール感はあるがトゲトゲしくはない、フレッシュシトラス、ごま油と若々しい強い麦感、淡く青草、さらりとした甘味と酸味、若いがクリーンな余韻。
【Good】
BBRが加水でボトリングしたクレイゲラキ2000,13年熟成です。
最近はアイラモルトや色の濃いシェリーカスク以外でも,2000年以降ヴィンテージのシングルカスクのスペイサイドモルトが結構でてくるようになりましたね。
このボトルも若干のアルコール感はあって決して熟成感のあるタイプではありませんが,香りにも味わいにもほど良いバーボンカスクの影響があり,若々しい麦感に負けじとフレッシュフルーツやフローラルさも感じました。
胡麻油っぽい独特のニュアンスはあったものの嫌味ではなく,甘味や酸味もさらっとしており最後までクリーンな印象を保ったモルトでした。
きっと加水で刺々しさが緩和され,若いなりにちょうどいいバランスで落ち着いているんだと思います。
だらだらと無駄に熟成期間だけが長く過熟なものに比べると,それなりに美味しさもあり意図も感じるこういうボトルは飲んでいて楽しいです。
家でじっくり深めながら飲んでいくというよりはさらりと飲みたいタイプでもあり,BAR飲みの序盤に適したモルトだと思います。
#クレイゲラキ (CRAIGELLACHIE)