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ニューリリース:メインバライル 2000-2015 15年 キングスバリー ゴールド #16

良くできたヴァッテッドアイラモルトです。

メインバライル MHAIN BARAILLE 2000-2015 15yo KINGSBURY GOLD #16 MHAIN BARAILLE 2000-2015 15yo KINGSBURY GOLD #16

メインバライル MHAIN BARAILLE 2000-2015 15yo KINGSBURY GOLD #16 56.8%
one of 278 bottles, HOGSHEAD

香りは濃縮感のあるオレンジ、強いピート、魚介のスモーク、ココナッツ、良い麦感、リッチ。
飲むと最初穏やかでジワジワとスパイシー、濃縮オレンジ果汁とその甘味や酸味、麦の旨味、引き締めるオークのタンニン、魚介の旨味もありリッチ、ピーティでオイリーな長い余韻。

【Good/Very Good】

キングスバリーのニューリリース,メインバイラル2000,15年熟成のブレンデッドモルトです。
アードベッグ>ラフロイグ>ボウモアの3種類のヴァッティングということでした。

確か,このメインバライル,以前1980ヴィンテージのブレンデッドウイスキーが出た時には,通常のブレンドのように熟成後に混ぜるのではなく,あらかじめヴァッティングしてから熟成させたものでした。
恐らく今回も同様で,シングルカスクのブレンデッドモルトなんだと思います。
そういえば,同じような割合で1993のアイラモルトをヴァッティングした「Islay&Islay」というものも昔キングバリーから出てきたと記憶していますが関係あるのでしょうか。

さて,肝心の中身ですが,あらかじめヴァッティングした影響がどの程度あるのかはわからないものの結構良く仕上がったアイラモルトです。

記載はありませんが成分のわりとよく出るバーボンのホグスヘッドと思われ,濃縮した柑橘やココナッツっぽいニュアンス,そしてほど良く味を引き締めるオークを感じました。
アイラのカスクストレングスらしいピート感や魚介の旨味も強く感じられ,それに加えて麦の旨味もあり,未熟感はほとんど感じませんでした。

アードベッグが一番多いはずなのですが,あまり冷たい金属的な要素は強くなく,単に私が好きで拾いがちなだけかもしれませんが,ラフロイグのニュアンスがやや強めのように思いました。
いずれにしても美味しいカスクストレングスのアイラモルトとして評価できるボトルだと思います。

エアシャー(レディバーン) AYRSHIRE(LADYBURN) 1970-2000 GM Rare Old
 

#ブレンデッド・ヴァッテッド (blended or vatted malt)

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