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「Whisky Festival in Tokyo」に行ってきました。

11月29日に開催された,ウイスキーフェスに参加してきました。

最近仕事が異常に忙しかったのに加え,前日上京してきた友人も交えて遅くまで飲んでいたため,到着してちょっと飲んだらすぐにヘロヘロ気味でした。(笑)

しかもカメラを忘れるという大失態。
仕方なくほとんど使っていない携帯のカメラを使って飲んだボトルの一部のみ撮影しました。

そんなにたくさん飲まないうちに眠くなってしまったため,かなりざっくりしたご紹介になってしまいます。
また,今回はブラインドテイスティングコンテストも無く,セミナーにも申し込みそびれたため,そちらに関してもほとんど情報なしです。
申し訳ありませんがご了承ください。

さて気を取り直してフェスの話ですが,入場直後にふと気づいたのがニュージーランドウイスキー,存在も知りませんでしたが,25年とカスクストレングスを試飲しました。

意外に正統派のウイスキーで,お隣のタスマニアウイスキーみたいな変わったものでは無かったです。

ディアジオさんのブースでは,販売価格以下の値段でリミテッドの高額ボトルがたくさん出されていました。さすが最大手!

画像はブローラ35年の1枚だけですが(笑),クラガンモアの長熟2種やカリラ30年,モートラック25年などなど,前回IANさんで飲めなかったものも含めて味見できました。
特にブローラは初めてだったので期待して飲みましたが,近年ボトリングで閉鎖前数年間の蒸留のボトルに多い,クライヌリッシュにかなり近い個性に軟らかいピートが乗った暖かいタイプでした。
70年代前半蒸留のものには冷たいニュアンスを感じることが多く,後半から閉鎖までは温かいニュアンスを感じやすいのですが,今回のものはやはり後者でしたね。
もしかしたら蒸留時期だけでなく,熟成が長くなったことでピートが穏やかになって粘性が出たためにこうなっているのかもしれません。
いずれにせよ,とても美味しいボトルでした。

写真を撮り損ねましたが,今年フィンガルの谷嶋さんが中心になって立ち上げられた「酒育の会」のブースには吉村さんもいらっしゃり,その隣の山岡さんのブースには山岡夫妻がいらっしゃいました。
さすがにどちらも新旧含めて良いボトルが揃っており,良心的な価格で提供されていたのが印象的でした。

信濃屋さんのブースでは,サロンドシマジ向けのボトルが出されていました。今回一気に5種類リリースされるとのこと。

 

島地さんのセレクトはわりと個性的なリリースが多いイメージでしたが,今回飲ませていただいたファークラス,バルブレアは,どちらも正統派の香味でした。
前者はキツくないバランスタイプのシェリー,後者はファーストフィルの良いバーボン感のあるタイプでした。若いのに仕上がっていましたね。
あとはアランとキルホーマン,トマーティンのようです。全体的に少々相場よりお高いようにも感じましたが,中身に自信ありということでしょう。
また,コスパという意味ではここで提供されていたカルヴァドスが周囲でも非常に好評で,私も美味しいと思いました。

スコッチモルト販売さんのウルフバーンのブースには創業者の方がいらっしゃり,ニューポッドとクォーターカスクで24か月熟成したものをいただきました。

 

以前にスコ文研のテイスティング会でも試したことがありましたが,ウルフバーンのニューポッドは非常にクリーンで,改めて驚きました。
一般的なニューポッドに感じるニュアンスの多くは当然あるのですが,特筆すべきはオフフレーバーの少なさで,硫黄っぽさや根菜や豆のようなニュアンスがほとんどなかったのが印象的でした。
きっと,クォーターカスクやバレルなど熟成の早い樽ならば,かなり短熟でも飲める酒に仕上がるのではないかと思います。
きっと,ゆっくり熟成させるつもりの樽も並行して熟成させているはずですし,これからが非常に楽しみな蒸留所ですね。

ウィスク・イーさんのところは,相変わらずオフィシャルの良いものがたくさんありました。
既存ボトルでは久しぶりに飲んだグラッサの72シェリーはやっぱり良かったです。
ウィスクさんが正規で出すオフィシャルのニューリリースには,スプリングバンクやキルホーマン,そしてアランなどなど特に良いものがたくさんありますし,最近ニューリリースの光るソサエティも抱えてますから,もっとモルトの未来を明るく照らすような新しいものを中心に,大きなブースでたくさん出して欲しかったようにも思いました。

フェスの主催であるスコッチ文化研究所のブースではフェス向けのアイリッシュ(ブッシュミルズ)をいただきましたが,やはり想像通りのトロピカルでオイリーなウイスキーでした。この系統が好きな方にとっては外さない仕上がりだと思います。
スコ文研の代表である土屋さんとも久しぶりにお話できました。

その他にも多くのブースを回り,美味しいモルトをいただくことができました。
また,今回もモルトで知り合った多くの方々とお話しできましたし,初めてお会いする方にも声を掛けていただきました。
知り合いが意外なところで働いていたりする驚きもあり,非常に有意義で楽しい時間を過ごすことが出来ました。

マガジンライブ→バーショーの流れがモルトから離れていっているぶん,フェスの方には愛好家が多く集まりますね。今回も大盛況でした。

今回も上記のとおり興味深いモルトをいただく機会がたくさんあったのですが,昔のイベントと比べると,希少価値の高いものやここでしか飲めないものに出会う機会は明らかに減りました。有料のものも増えましたしね。
しかしそれでも自分がフェスに来るのは,モルトを飲めること以上に,この機会にしか会えない同志たちとお会いするためであるように思います。

こういったイベントには,これからもできるだけ参加していこうと思います。

イベント関係者の皆様,私にかまってくれた皆様,楽しい時間をありがとうございました。

 

#ウルフバーン (Wolfburn) #グレンファークラス (GLENFARCLAS) #バルブレア (BALBLAIR) #ブローラ (BRORA)

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