リンブルグ向けの若いオフィシャルファークラスが2種同時リリース,昨日に続いて2001ヴィンテージです。
グレンファークラス GLENFARCLAS 2001-2015 14yo OB for The Whisky Fair #1477,1480 52.8%
Refill Sherry Hogsheads
香りは近年シェリー、キャラメリゼしたナッツ、アメリカンコーヒー、ドライオレンジ、若く強い麦感、しっかりめの植物感。
飲むと意外に滑らかな口当たり、ベリージャムやドライオレンジの甘味、若さもある麦感とその旨味、キャラメリゼしたナッツ、ほどよい樽の渋味と植物感のあるエグ味も味わいを引き締める、ややオイリーさもある余韻。
【Good】
今年のリンブルグウイスキーフェア向けにボトリングされたグレンファークラスのオフィシャルボトル。
前回の2000ヴィンテージに続き,今度は2001ヴィンテージです。
こちらはリフィルシェリーホグスヘッド2樽のヴァッティングです。
基本は2000年同様に近年シェリーのニュアンスがベースで,若々しい麦感が強く感じられる香味ですが,若いカスクストレングスにしては口当たりのアタックがそれほど強くなかったことや植物感がやや強かったことが印象的でした。
渋味もほど良く,2000年と比べると一体感があるように感じました。
まぁざっくり評価するなら2樽とも未熟感も残した近年シェリーカスクのファークラスで同様の個性なのですが,同一スペックの樽のヴァッティングと違うスペックのそれでは,一体感が異なるという点で,とても面白いと思いました。
追記すると,信頼のウイスキーフェアですしこのあたりのスペックのものでも当然良いものを詰めたんだと思います。
蒸留所に眠っている樽にはこれら以上に若く未熟なものがたくさんあるということでしょうし,我々がシングルモルトとして飲むものはもちろん,シングルカスクとして飲むものがいかに厳選されたものなのかということを再認識しますね。
#グレンファークラス (GLENFARCLAS)