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転勤族のオアシス

名古屋には転勤でやって来るサラリーマンや公務員が多く、コニサーズクラブには当初から常に一人以上の転勤族の参加が続いています。第1回からの参加者には国家公務員のTさんがいましたし、Kさんは名古屋からの転勤先、東京から参加してくれたこともありました。

今年の4月に大阪へ転勤したHさんは、数百本に及ぶモルト・ウイスキー・コレクションの引越しに苦労したというつわものでした。現在はちょうどKさんと入れ替わるようにやってきた、同じ苗字のKさんが参加していますが、彼も残念ながら転勤が近そうです。

忘れられないのはアメリカ・ミシガン州からやってきたスティーブです。米国トヨタのエリート社員と思われる彼は、アメリカの自宅にワインセラーならぬモルトセラーを持っていて、スプリングバンク蒸留所にヘイゼルバーン等のカスクを4樽預けてあるという話でした。何となく私が彼の相手を務めることになり、つたない英語で冷や汗をかきながら、色々な話を聞きだしたのも、いい思い出です。

1回だけ参加してその後は現れないという人も多いのですが、転勤族の人たちは定着率が高いように思います。こうしたメンバーが抜けていくのは寂しいけど、月1回のコニサーズクラブは彼らにとって「オアシス」のような存在だったと確信しています(もちろん、転勤族ならぬ私にとってもそうですが)。

#Connoisseurs Club

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