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余市原酒 2010年

先月訪問した余市蒸溜所での今年の原酒テイスティングです.記事に書かねばと思いつつずーっと先延ばしになってました.(笑)

余談ながら,去年はこの記事,その前の年はこの記事をご参照ください.

 — 余市蒸溜所 原酒 2010年2月 —
タイプ別の原酒はシングルカスクではなくなってるので,今年はそちらのテイスティングは省略して,年代別のみです.
蒸溜所のティスティングコーナーに着くと,有料試飲に出ている年代別原酒を全て注いで頂いて,順に香りの印象を確かめてから,味見へと.
では,若い者から順に♪

5年 活性樽  樽番号405412 63度
色:黄金糖みたいな色
香り:かすかな未熟香,甘い爽やか
味:穀物の甘さの中に若い青林檎,パイナップル様の感じもあり飲みやすい.
昨年に続き,私とmorucoとで評価が割れました.morucoは好みで好評価.

10年 新樽  樽番号 407286 63度
色:薄い紅茶色
香り:ややエステリィ, ややハッカ
味:若干スモーク 青い甘みある野菜.フィニッシュにややバニラ.
10年は2年前に来た時に,苦手な香りがあったのでそれ以降気になっていますが,今年はそんな事はありませんでした.
こちらは,試飲に出ている樽番のカスクは180mlの商品のほうで,500mlの方は樽番違いのものが販売中でした.
試飲が無い変わりに香りサンプルがあったので,香りをくらべてみたところ,双方ほぼ同様なのですが,私の個人的な感じでは微妙に500mlの方がいいように感じたので,そちらを一本買って帰ってます.そのうちに開栓してみたいです.
moruco は 180ml の方が良かったようで,そちらを買ってましたが・・・・・

15年 シェリー樽 樽番号400741 63度
 色:濃い琥珀
 香り:火薬 ゴム
 味: 少しシェリーが強めに出過ぎた印象. 濃いシェリー樽熟成が好きな人には甘みもあって好まれるかもしれませんね.
この樽番は,500ml で販売中の方の商品で、試飲がなかった 180ml の方は香りサンプルだけ確認しましたが,これが お風呂上がりのような優しくほのかに香る石鹸を思わせる感じです.(←石鹸と聞くと悪い印象かもしれませんが,ここで香った石鹸は悪い印象ではなかったのです.)

20年 新樽 樽番号:112796 56度
色 やや濃い目の琥珀
香り シナモン バニラ エステル
味: エステリィが最初に来て、バニラ心地良い渋み、余韻長く甘み
これは最初に香った時に二人揃って好印象だったもの.期待を膨らませて飲んでみると,ばっちりでした.今回のテイスティングでベストです.
エステル様の香りが好みの moruco も,バニラ様の香りや味を好む私の双方の好きな味がいいバランスで含まれてました.
で,これの 500ml のボトルを moruco が今年のバレンタインデープレゼントとして買ってくれました♪

25年 バーボン樽 樽番号308743 54度
色 琥珀色
香り 長熟独特の濃い甘みとスモーク ピート
味: ボディは太い ややバニラ,ピート.フィニシュに焦げた味わい.重いお酒が好き方にはいいとおもいます.
熟成感,ボディ共にどっしりとしてるのですが,値段もちょっと・・・・・.

ティスティング終了後は買い物をお願いされたボトルと自分用のを買うことに.
私は,上述のものに加えて,ウッディ&バニリックと,シングルアップルブランデー弘前12年を買って帰りました.
このアップルブランデーは昨年も買って帰ってますが,好きなんですよねぇ.

#蒸留所見学

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