先週の話。以前ワインのイベントに参加したお店の店員の方が、お店を辞めるということで送別会のワインパーティーに行ってきました。
時間になってぼちぼちと人数が集まり、乾杯用のワインが注がれ、厳かに送別の挨拶。
『まことに残念なお知らせですが。。。』
『続投することになりました』
この瞬間、送別会は、ただの飲み会へと成り果てました。気合入れて調達してきた、このワインは一体!みたいな(笑)
しかし、それはそれとてワイン会。持ち寄りのワインが並び、フリーに注いで飲み進めます。比較的甘めのワインが多かったので、くぴくぴ盃が進みます。
一周目一通り飲み終えて、ちょっとまったりした頃、整体に詳しい方が向かいの方の肩を揉みながら、ツボや何やを解説し始めました。話聞きながら、無意識に肩をさすっていると、凝っているなら揉みましょうか、との申し出。仕事柄肩は凝る人なので、ありがたく受け入れると。
なぜか私だけ、入り口の待合の椅子の狭いスペースに寝かされて、本格的な施術開始。凝りがほぐれて気持ちがよくなる以前に、いくら貸切とは言え、この瞬間誰かが入ってきたら、入り口で繰り広げられるこの寝技プレー見て、何て思うのだろう、とか想像すると、ただただ笑いをこらえるのに必死。で、『力抜かないと効果ないですよ』って怒られたり。
それでも、右腰部分の肝臓のツボはさすがにぐりぐりさせると、日頃くたびれた肝臓にじわじわ効きます。
席に戻ると、すっかり酔いが回っていたり。。。気を取り直して。恒例のセルフカットのハモンセラーノ。
で、フロア半分のもう一つの貸切の客が帰り始めたので、少し雰囲気が落ち着くかな、と思ったら、入り口側にいたこちらの会と合流状態になって、奥のソファー席でも寝技プレーが始まるわ、持ち寄りのワインが注ぎ注がれの状態になるわ、ナンパは始まるわ、の阿鼻叫喚な状態に。もう何がなんだか。
と言いながらも、いつものことながら、ちゃっかり会の最後のほうまで居座り、締めにセルフのたこ焼きをいただき。
そして、帰途につきました。
で、近所のバーで。泥12年。
宴の後、阿鼻叫喚な喧騒から逃れ、しっとりと落ち着いた雰囲気で飲む、普通の12年、普通に美味い泥を飲む、それはとっても幸せな時間でした。
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