この国でウイスキーづくりが始まって90年。日本人は、それぞれに自分の好きな方法で、このお酒を愉しんできました。
本書は矢島裕紀彦による古今90名のウイスキーの「粋人」のエピソードが収められた一冊。生年順を基本に紹介されているので、通読すると日本のウイスキー愛飲史を眺め直すことができます。
戦場へも、常にお酒を満たした水筒を携行した秋吉好古、オールドパーを愛飲していた吉田茂、80を過ぎてもボトル半分以上を飲んだ酒豪の黒澤明、仕事を終えたら寝しなに一杯のウイスキーを飲んだ池波正太郎、いつか自分の樽を詰めてみたいほどウイスキーを愛するリリー・フランキーなど、お酒好きな有名人の逸話が満載の一冊。
今宵、甘く華やかな香りとともにウイスキーの時間旅行に出かけてみませんか?
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