ドンナ≪書棚画廊≫vol.12
【アリスの本棚】
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ドンナ≪書棚画廊≫
こんにちは。Bar【ドンナ・セルヴァーティカ】の美術部です。
梅雨もそろそろ終わりでしょうか。
雨模様の街のあちこちに、
ひっそりとやわらかな光を放つように咲く紫陽花のなんと美しいことでしょう。
7月に入り、すでに本格的な夏の到来を感じるこの頃です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
ドンナの小さな展示コーナー≪書棚画廊≫。
こんな季節にはとびっきりのファンタジーを。
第13回展示 2011.5/14~ テーマ【アリスの本棚】
ご存知ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」
アリスの本といえば、
ジョン・テニエルの挿絵で1865年に出版されたテキストが、
一般的に知られた存在です。
約150年前に発表されたこの奇想天外な物語は、
時代を超え読みつがれ、世界中で翻訳され出版され、
様々なアーティストによって挿絵が描かれ、
絵本となり、アニメーションになり、映画となり・・・
今なおあらゆる国々の人々に愛され、
多くのクリエイターたちに刺激を与え続けています。
様々な表現の『アリス』の本を3冊ご紹介します。
●ムーミンの作者、トーベ・ヤンソンの挿絵による『不思議の国のアリス』
(翻訳:村山由佳)
私たちの馴染みのあるアリスの雰囲気とはぜんぜん違う、やさしい顔のアリスです。
フィンランドで出版され、
本国では今は絶版になっている“幻のアリス”が2006年に日本で復活しました。
●文も挿絵もルイス・キャロル本人による『地下の国のアリス』
(翻訳:安井泉)
もともと「アリス」は、
ルイス・キャロルが実在のアリス・リデルたちに即興で語ったお話しが
原点となっています。
その後、彼はその話を文章にまとめ、自身で文字も挿絵も描き、
世界でたった1冊の手作りの本を作りあげて、アリスに贈りました。
それが『地下の国のアリス』です。
「不思議の国」出版に至る以前の、元祖アリス。
写真や絵画に造詣が深かったキャロルの、味のあるステキな挿絵です。
●ディズニーのアーティスト、メアリー・ブレアによる絵本(英文)
かのウォルト・ディズニーが最も信頼していたアーティスト。
ディズニー・アニメの黄金時代を担ったセンスは
絵本の中でも存分に生かされています。
色彩が独特で、美しくドラマチックな画面構成。
アリス本の中でも珠玉の一冊だと思います。
目で見る「アリス」の冒険をお楽しみください。
汗ばむ夜。
喉の渇きを癒す始めの一杯には、
ぜひ爽やかなコニャック・ハイボール&カルバドス・ハイボールを!
ドンナは毎日節電営業中です。
いつもよりちょっぴり暗い夏の夜を、心穏やかにゆっくりお楽しみください。
皆さまのお越しをお待ちしております。
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ドンナ・セルヴァーティカ
東京都渋谷区神南1-3-3 サンフォーレストモリタビル4F
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