5月の夜は、まだ寒い...
本来なら、昼間に釣ったこのがしらで出汁をとった味噌汁で、体を温めながら静かな夜を過ごしていたであろう....
<続き>
50名超の警察官・刑事が帰った後も、N氏の怒りは収まりがつかない....
そして、恐れていた事が...
N氏の義弟のhiroと口論になりだしたのである。
若い頃はよく喧嘩をしていた二人だったが、最近はずっとおとなしく過ごしていたはず...
羽交い絞めされていたN氏であったが、振り解いてパンチを繰り出した。
hiroの顔面をヒット。
流れパンチが、なだめていたお母さんにも当たったらしい...
しかし、hiroは一切手を出さず我慢 (よく耐えた!)
たまりかねた、N氏の義妹が、今度は旦那の仇は私がと言わんばかりに、N氏の顔面にパンチ
ドラマでしたら、ここで一瞬しーんとなり我に返るのでしょうが、そんな筋書きは当てはまらない。
N氏は、「義理の兄の俺を殴るか!!」と逆切れ!!
その後、どのようにN氏を独房テントに放り込んだかは定かでないが...
この間に、あのどうしょうもない若者の数名が、心配して?様子を見に来たらしいが、
N女史が吐き捨てるように、
あんたらのせいでこうなったんや!
もうかまわんといて! 向こう行って!
私らは、子供を守らなあかんのや!
あのバカ達は、N女史の言葉をどう受け止めたのだろうか?
独房テントに収容されたN氏、縛られていると勘違いしていたのか、ずっと一人でわめき暴れていたらしい。
結局、朝4時にN女史が車に乗せて、強制送還。
残された独房テント(本来はファミリーテント)は、パイプも折れボロボロ、ゴミとなってしまった。
いったい一人でどんな暴れ方をしたのだろう。
事件の発端となった若者達は、どうやら地元の人間らしく、テントを張るわけでもなく夕方にやって来て朝まで騒ぐのが目的だったようだ。
その後も、我々のテントの前で火のついた炭のキャッチボール等をしていたらしい。
女の子も数名いたらしいが、自分達の行いが恥ずかしい事だと誰も思わなかったのだろうか?
自分がその場にいたら、どうなっていたのだろう?
冷静に対応できただろうか?
N氏に同調していたらと思うとぞっとする。
警察官の話によると、ちょっとの事でもすぐに連絡ほしいとの事であった。
確かに連絡してから到着するまで早かったらしい。
できる事なら、傷害罪で彼らをしょっぴきたかったようだ。
きっと目を付けられていた連中だったのだろう....
もう何年も、5月と8月に大所帯でキャンプに行ってるが、こんな事は初めて。
酔って暴れたN氏も悪いが、今回は不運としか言いようがない....
<続く>
#野外活動