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バーで飲もう!“メリークリスマス”変・・・いや、篇

当地に開店して2回目の“クリスマス”を迎えた。
近年、クリスマスや誕生日、記念日に対して歓びや感動が薄れてきている自分がいる。 例年、年末は休みを取らずに働きづめになるせいもあるだろうが、いくら齢を重ねてもこういった感動は忘れてはならないと頭では分っているものの・・・

とかく日本人は(特に男性は)歳をとると、クリスマスやバレンタインデー&ホワイトデー、誕生日から目(意識)を逸らしたくなる傾向があるようだ。
20台のころはクリスマスや恋人の誕生日に何をあげようか、薄い財布と激論しながら夜も寝ずに考えて必死に選び、自分の誕生日やバレンタインデーにはどれだけ祝ってもらえるのか胸を躍らせ期待して(妄想含)いたものだ。

それが今では自分の誕生日だろうがクリスマスだろうが、普段と同じように過ごしたくなり、お祭りムードの中にあっても『頼むから自分には構わないでくれ』ってな感じで身を背けたくなる。 なのに突然祝ってもらったり、プレゼントをもらうと満更でもなく嬉しい。何とも厄介な進化?をしたもんだ。 歳を取ると気持ちは素直な子供に返っていくというが、私はいつになったら素直な子供に帰っていくのだろう。(素直は無理かな・・・)

そんな“天の邪鬼”のような私だから、クリスマスの飾りつけは小さなツリーがひとつだけ。 しかも電飾ではなく、キャンドルで照らす。
商売をしているのだから、お客さんのクリスマス気分をもっと高めるような演出をすればいいのに・・・来店するカップルを見るとそう思うのだが、やっぱり店に合わないし、その前に自分に合わない。
あっ・・・こう思うことがいけないのか!?

ということで今日はカクテルパンチを作ってみた。 お客様にも好評であるが、やっぱりアピールが足りない。
来年はもう少し素直な少年(中年ですが)に進化したい。
なんてったって店名が“BlueSanta”だから。
『 Happy X‘mas to you 』

#BAR

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