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バーで飲もう!“旨いです。マール&グラッパ”篇

秋です。ウイスキーやブランデーを楽しむには絶好の季節です。
いつも水割りやロックで飲んでいるウイスキーやブランデーをストレートや少し渇水するくらいで味わってみてはいかがでしょうか。
無理を言っているのではなく、お酒が好きな人であればアルコール度数を克服する(結局は慣れだと思いますが・・・)だけで無限の世界が広がるのですから。(決して大袈裟ではありません!)
酒造りの職人達が精魂込めて作った酒は味わい深く、複雑な香が楽しめます。 少量から初めてみてはいかがでしょうか。

さて、“ マール ”、“ グラッパ ”というお酒をご存知でしょうか?
バーに行かない限りはなかなか馴染のない名前の酒ですが、実際に飲んだことはなくても名前を聞いたことのある方は少なくないと思います。
最近、当店ではこの“ マール ”&“ グラッパ ”を飲むお客様が密かに増え始めているので紹介したいと思います。

マール、グラッパはぶどうからワイン用の果汁を搾ったあとの残りカスを再発酵させて蒸留した、いわゆるかすとりブランデーのことです。
フランスではオー・ド・ヴィー・ド・マール(略してマール)、イタリアでは、グラッパと呼ばれており、ブドウの香味を色濃くのこした独特の香気と味わいで人気があります。
ワインの搾りカスを利用するわけですから、ワインを造っている地域であればどこでも造ることができるのです。

マールはフランスのほぼ全域で生産されていますが、特に有名なのはブルゴーニュ、シャンパーニュ、アルザス。いずれもワインの銘醸地として知られている地域です。アルザス地区以外のマールは蒸留の後樽熟成させることが多いため、琥珀色の製品が多いのが特徴です。

グラッパはイタリアのヴェネト州やピエモンテ州などで盛んに造られています。樽熟させるものが多いマールに対して、グラッパは樽熟させたものが最近は増えたとはいえ、ほとんどが樽熟させずに製品化されます。

有名なのはマールとグラッパですが、このようなカスとりブランデーは世界中で造られており、南米のアグアルディエンテ、バガセイラ、ピスコなどが知られています。

当店の品揃えとしてはマールとグラッパはまだまだ少ないのですが、有名銘柄を中心に揃えていきたいと思っております。
私としてはマールやグラッパとは無縁に近い地域で、こういったお酒を楽しんでいただけるのを大変嬉しく思っております。

#酒

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