グレンモーレンジはスコットランドで一番飲まれているシングルモルトでありイギリス国内でもグレンフィディックに次いで2位。世界市場でも6位という売上げを誇り、毎年その売上げを順調に伸ばしている蒸留所です。
グレンモーレンジの仕込み水は有名な“ターロギーの泉”で、その硬度は190の硬水でスペイサイドの蒸留所で使う仕込み水の10倍に近いカルシウム分が含まれています。
スコットランドで一番背の高い蒸留器(ポットスチル)はもともとジンの蒸留に使われていたもので、1843年の創業当時は資金不足で中古のジン用スチルしか買えなかったのです。しかし、現在はそれがグレンモーレンジの特徴に大きく貢献しているのです。
グレンモーレンジはボトラーズ(独立瓶詰業者)にモルトの原酒を一切出しておらず、オフィシャル以外存在しません。(ボトラーズにモルト原酒を販売している蒸留所のほうが圧倒的に多いです)
最近、グレンモーレンジのラインアップにアスター(57.1度)というバカ旨なボトルも出ていますが、カスクストレングス(樽出し原酒のアルコール度数)を持て余す方にはこの18年(43度)がピッタリ!
その熟成感は濃厚なハチミツのようで、香りも深く魅力的です。
バレンタインデーも近くなりましたが、それこそチョコレートを合わせると抜群のマリアージュです。
◆ グレンモーレンジ 18年 ハイランド ◆
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