【速】グレングラント Glen Grant 21yo 1963/1984 (46%, Duthie for
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【ファースト】:薄い琥珀 クッキー アセロラ(+) さくらんぼ(++) 種なしブドウ 葡萄の皮 アルコール感度数以上
【ミドル】:ボディは大きくふくらんだ後ゆっくりしみこむ 干した麦 時間とともにクッキー ホットケーキ カスタード ミルクティー 透明感のある甘み
【フィニッシュ】:返り優先 鼻抜けもしっかり辛味が鋭い 唐辛子 ホットケーキ バニラコーティング
R.W.ダッシーの名が刻まれたサマローリ、グレングラント1963。
度数以上にビッグ。ボディは穏やかに染み込んでくる印象ですが、その前に干した麦感が大きく膨らみます。
このあたりは加水ボトルではあるものの、瓶詰めから時間がたってエタノールの親水基・疎水基の両方が主張しあっているものかもしれません。
こないだの関東オフに持参した1963のメゾンバーギーも、ハンドボトリングでしたが、カスクストレングスでありながら2段階の時間差で「返り」がやってきて驚きました。
1982のメゾンカリラはそれがミルフィーユのようになっていて面白かったです。煙と果実感と麦の層がそれぞれ単体で取り出せそうなボトリングでした。
そういえば先日、1972/2010グラント、ドリスのボトリングで75フェッターケンを思わせるフレーバーに出会いました。
グレングラントも飲み手を飽きさせない、飲んでも飲んでも心を動かされる蒸溜所です。
#グレングラント