【速】アードベッグ Ardbeg 28yo 1967 (53%, Scotch Malt Sales,
|
【ファースト】:やや薄めの琥珀 卒倒 リンゴ 日本の梨 不二家のミルキー 練乳 ごま油 燻製>煙>ヨード 海藻 魚の醤油~燻製 生牡蠣 アルコール感しっかりだが角が立っていない
【ミドル】:ボディは広がる印象 やはり魚の燻製(+++) 焦げた麦感は水分豊富 オイリー(++) 糖分豊富なレモンジュース グレープフルーツジュース 海鮮料理のヒント 塩塩
【フィニッシュ】:鼻抜け、返り怒涛(+++) 香木の高級感(+) 燻製(+++) カツオブシ アーモンド(++) ピーナッツの皮 練乳 焙煎コーヒーとミルク 花はユリ系 葡萄の皮 リンゴ バニラコーティング
このところ良質なウイスキーに出会う機会に恵まれて、ありがたいかぎりなのですが、この1本にも鉄槌を浴びせられて、どう表現していいものか記事にするのに頭を悩ませました。
何のことやら伝えきれないのが申し訳ないのですが、一言でいうなら「ミルキーと魚の燻製」
いわゆるフェノール、タールという表現よりも、より明確なフレーバーの形を持っていて、それらが燻製感でおおわれているというべきなのでしょう。活きいきしています。
アードベッグがコリブレッカンをリリースするときに、海への畏敬の念を表明していましたが、オフィシャルボトルでは掴みにくい「海産物」がここには注入されているように思います。この方向性ではある意味「達観した」内容だと言わざるを得ません。
いわゆる海外評価では95点(!)の評価。
私的にはまたもや文句なしに殿堂入りです。
極めて個性的で、アイラモルトらしい燻製感を持ち合わせている1本。二度と忘れることが出来ないでしょう。
**
ところで話は変わって「 ウイスキー起源への旅 : AD」
が私の手元にも届きました。
もう最初の1P目から著者の三鍋
昌春氏にぜひ一度お目にかかりたいと思ったぐらい素晴らしい内容です。
読破いたしましたらまた改めて記事にしたいと思います。
三鍋 昌春氏 1953年生まれ。富山県出身。78年東京大学農学部農芸化学科卒。80年同大学院農学系研究科修士課程修了、サントリー入社。89年~93年、英国スコットランドにある国立ヘリオット・ワット大学国際醸造蒸溜研究所で博士号取得、モリソン・ボウモア社ボウモア蒸溜所、オーヘントッシャン蒸溜所実習、アライド・ディスティラーズ社研修。94年より、白州蒸溜所製造技師長、生産第1部(ウイスキー原酒生産開発)課長、ブレンダー室主席ブレンダーおよび生産第1部課長、原酒生産部長、ブレンダー室部長兼シニアブレンダー、洋酒事業部生産部部長などを経て、現在、サントリービジネスエキスパート株式会社、品質保証本部部長 |
#アードベッグ