【速】グレンギリー Glen Garioch 1971
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【ファースト】:卒倒 高貴 上面に突き抜けていく 濃く赤みを帯びた琥珀 ブドウ 杏 レザー感(動物的脂肪酸) ホットケーキ カステラ バラ オレンジ 炭 アカシア 蜂蜜 チョコレート みたらし団子 ホワイトチョコレート 栗 モンブラン 程よく焦げた麦感 ホットチョコレート ブドウの皮(巨峰~ピオーネ) りんごの皮 怒涛のよう
【ミドル】:ボディは厚みがあってミルキー~シルキー 焦げた麦感 ホワイトチョコレート~ビターチョコレート 焙煎コーヒー 杏 ブドウ キノコ 貝 ダシ 唐辛子 木材 酸味はイチジク
【フィニッシュ】:返り 鼻抜けともに怒涛 アルコール感しっかり ピスタチオ マカダミア ブラウニー(お菓子) ベタつかない せんべい 醤油 ピーナッツ スパイシーさはあるがピリピリするわけではない 唐辛子 やはり煙的 海藻 塩
モルトを飲み続けて、最極地には何があるのか。。。 このボトルは否応なく、そんな想像を飲み手に迫るようです。
飲むほどに至福。飲み終わるとため息が出るほどのグレンギリー、OB
for
Samaroli。
とあるバンドの「天国列車」という曲名が頭に浮かびました。そのぐらい超越してしまっています。
マスターがおっしゃっていましたが、このボトルはあくまでオフィシャルボトル。それがなお価値を高めます。
グレンギリー史上第1位ボトル(海外評価)。
「ウイスキーとシェリーの関係とは?」の解答がここにあります。
濃すぎて味を四次元ポケットのように取り出すような感覚になる有名なボトルがあります。でもこれはそのちょうど手前、
わかりやすくフレーバーが取り出せる程度であって、そのフレーバーのほんの少し後ろにシェリーの層があるような感覚です。
濃いシェリーにあるベタついたようなところはありません。そして甘すぎません。
ボディーは厚みと、粘性を感じて、ミドル~フィニッシュをゆったりと華麗にいざないます。
ピート感はしっかり。ヨードは感じません。複雑なフレーバーの中でも「麦由来の要素」を程よく燻してくれています。
そしていずれのフレーバーも突出しておらず重奏的です。
文句なしに100点。殿堂入り。
#グレンギリー