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【87A】グレンドロナック 37y 1972 LMdW

【87A】 Ph87 AWARD 2009 公開!

GM

本年リリースのボトルの中から、当サイトが特に印象的だったボトルを発表したいと思います。

本賞は決してブラインドではなく、ラベルや情報を知りながらテイスティングしたもので、ごくごく一般的な環境下(購入・BAR)で出会ったボトルを評価したものです。

また初回である本年は厳密な順位方式を取らず、また選抜枠数を限定せず、順次公開させていただく形といたします。

(公開順が順位ということはありません。全てが優秀賞です。価格も考慮に含むこととします。)







【速】グレンドロナック Glendronach 37yo 1972/2009 (53.3%, OB for
LMdW, Cask#705, 275 Bts.)  1972.2.28-2009.08 121/275 bts  Oloroso
Sherry Butt



【ファースト】:濃く赤い琥珀 ベリーベリー イチゴ お茶 ブドウ アンズ モンブラン バニラ 時間と共にカスタード クッキー パイ生地 マンゴー 生クリーム オイリーさはバター感覚 オレンジのジャム感も

【ミドル】:ボディ素晴らしい とろみがある しっかりイチゴジャム これは素晴らしい 赤ワイン 湿った木材 輪郭は丸い

【フィニッシュ】:鼻抜け素晴らしい 返りもいい 辛味というよりは「良質な渋み」
甘みは木苺 高貴  

MMA 「Best Sherry Cask Award 2009 (Ultra
Premium)」受賞ボトル

さすがのバランス、イチゴ感。そのほかにもクリーミーな部分、パイ生地のような麦感などウイスキーの構成要素がすばらしい味覚へとリンクしてくる。

シェリーの全体的表現としてはグレングラントにもスプリングバンクにも近い印象があるのだが、中から拾い出せるフレーバーが違うといった印象。

本ボトルは開栓直後。手であたためながらフレーバーを辿っていくのが至福。

そして飲み進めていくほどに、これはドロナックの個性ではないかと思う「高貴な渋みと甘みの共鳴」を知った。

これは凄い。参りました。

2009MMA特集記事 

 

#87A 2009

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