【速】スプリングバンク Springbank 23y (53.7%, James MacArthur, 1991, 75cl)
1991年発売
ファースト:薄い琥珀 据えた香り 上面への発香強い 梅 サトウキビ 麦は焦げてはいない感 アルコール感は適度
ミドル:ミドルの輪郭は穏やかか? 厚くはない 強くはないがバニラのコーティング
フィニッシュ:鼻抜け充分 返りは鋭い キャラメル ザラメ イチゴジャム 舌の上でピリピリ コショウ 塩 時間とともにカスタード
マスター:典型的なスプリングバンクだとは思うんですけどね~。
。。。というのは、本ボトルは著名な方がスプリングバンクらしくないと評価されたそうなのだ(もちろんその方が前日キャンベルさんにいらっしゃって同ボトルを飲まれての感想)。そのため深く考えながらテイスティング。
MJ氏はスプリングバンクのハウススタイルとして「塩っぽい オイリー ココナッツ 食前酒」を挙げられている。
私からすると確かに本ボトルはオイリーではなかったし、若干梅のような酸味があった。塩はややあり、ココナッツ感は少ない。
しかしながら60-70年代のスプリングバンクにあってファンも多い、イチゴジャムのようなフレーバーはしっかりあった。
海外の評価は、92
– 91 – 91 –
80
やはり80点の方がいらっしゃる。。。。!
たしかに本ボトルはスプリングバンクじゃなくても美味しい。しかしスプリングバンクを深く味わい、歴代のボトルに触れてきた世界有数の「ウイスキーマスター」にしてみれば、決して期待に応えたとは言えないのかもしれない。
私はこんなエピソードも思い出に残るような気がして嬉しいものですが、スプリングバンクの看板を背負うということは厳しいことですね。
#スプリングバンク