CAOL ILA 26YO 1982 |
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蒸留所名 |
CAOL ILA
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カリラ
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オフィシャル(OB)/ボトラーズ/インポーター |
BBR for La Maison Du
Whisky |
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ビンテージ |
26年 (ボトリングは2008年) |
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流通年 |
2009年 |
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度数/内容量/カスクナンバー |
54.8% 70CL カスクナンバー6502
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ボトル形状 ボトル色 ボトル残量 |
トール瓶 透明 70% & 90% |
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総合点数 |
97(SGP:767) S for the Sweet/Fruity scale (honey, fruits, candy, raisins, vanilla, flowers…) SGP各最大値は9 |
90-00年代初期 OB マッカラン12年 43°を80点とする
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ストック/BAR |
BAR & ストック |
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テイスティング者体調/当日摂取アルコール |
良好/モルト2杯目 |
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ファースト |
ヨード感 麦感 サラミ 生ハム 燻製 煙 酸味は梅 ビーフジャーキー カツオブシ おがくず プラスティックのヒント 時間と共に明確なグレープフルーツ なめし革
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9
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ミドル |
ボディが硬く輪郭抜群 上方面に広がってくる 時間と共に厚みが増す 麦感 これはすばらしい 時間と共にグレープフルーツ レモン フェノール感と酸味の共存 塩塩
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10
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フィニッシュ |
鼻抜け優先 返りもすばらしい 麦感 ヨード感 ドライな切れ上がり エッジが立っている ややスパイシー(コショウ トウガラシ) 時間が経つとフィニッシュと共に返ってくるオレンジ パイナップル レモン が層状に 塩塩塩 |
10
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エクストラ(その他) | 久々に卒倒し、時間を止めたカリラ。時間をかけずさっと飲んだときには、それは輪郭の立った鋭いボディとヨード感、すばらしい切れ味のカリラらしいカリラが登場する。ただこのボトルの凄さは一旦アルコール感が弱まったときからの南国感・フルーツ感の台頭にある。
カリラといえば厚さ(いくつかのボトルには強烈に分厚く麦感濃厚なものも)というよりは明確なエッジを持ったボディと、切れ上がり鼻抜けていくフィニッシュが持ち味であるが、本ボトルはこのフィニッシュ部分の底辺にオレンジやレモンの果実感が付いてくる。レイヤー状にやや分離をしていて、それぞれ意識することで感じ分けることが可能。まさにオーロラ色のナイフだ。残り香はたしかにマスタードと取れなくはない。この果実感がさらに濃厚に発展し、芳香し、それを隠すような乳酸感が出なければ、最強のアイラモルトの完成だろう。カリラ好きが多いというディアジオの手腕に期待したい。 現在出会うチャンスは多いと思われるので、さっと飲む1杯、時間をかけて楽しむ1杯と何度かテイスティングをお勧めしたい。 近年リリースの中で(私が知りうる限り)最高ランクのカリラ。同ビンテージでメゾン向けではない加水タイプ46%も存在する。 |
10
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加水 |
加水せず
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CAOL ILA 26y 1982 54,5% 700ml
BBR for La Maison Du Whisky
テイスティング者 |
tkuboさん |
香り |
アルコールとピートの刺激、シナモン、セメダイン、オレンジ、マッチ。 |
味 |
口に含むとピートが速やかに膨張する。 が、オクトモアみたいにピート味のオブラートを鼻や口に貼る様なまとわりつきがなくて潔い。 |
フィニッシュ |
最後までピートがオレンジの皮を伴って、どこまでも広がる様で幸せ。 |
その他 |
切れ味の良さをもう少しと思うけれども、それは無粋かもしれない。 |
#カリラ