【豆】ラフロイグの独特な香りや味はどうして生まれるのだろう? 第一回
ラフロイグといえば「愛せよ されば 憎めよ」というぐらい個性の強いモルト。
その香りとフレーバーの原因を探ってみたいと思います。
第一回はピート。
現在では燃焼効率や送風に工夫を凝らし、従来1回2トン使用していたピートも半分程度しか使わないといいます。
そのピートは、海岸から少し離れたグレンマクリーで産出されるもので、ヒースだけではなく、羊歯、潮風をたっぷり吸ったミズゴケ、海藻から出来ているといい、その構成比率は他の場所ではなかなか類似したものは見つかりません。(参考ラガブーリンの創業)
このグレンマクリーで、ファーストピートと呼ばれる表層の草炭(炎の元となる)と、奥深く数万年前に出来たブラックピート(煙の元となる)の両方を掘り出し、実際ピートを焚く際に、火の具合に応じてスコップで使い分けているそうです。
次回は蒸留過程についてご紹介します。
#ラフロイグ