【豆】ウイスキーの製造工程が、味覚に与える影響は?
モルトウイスキーを真剣にテイスティングすればするほど不思議に思えてならないのは、そのモルトの持つ香りと味です。
自然と「なぜ こういう香りになるのか? 味覚になるのか?」という疑問がわいてきます。
もちろん化学的にアルコールは、反応性に富む物質であり、水と比較してもさまざまな物質を溶解させます。
故MJ氏によってより具体的な因果関係がまとめられていますのでご紹介します。
花とヘザー
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ヘザーの花畑を水が流れることでもエッセンスは伝えられる。また花のようなニュアンスは発酵においても生まれる可能性がある。
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スミレ ヘザー ハチミツ シダ
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発酵
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ウイスキーにはフルーツやスパイスを原料に含むことはないが、発酵時や熟成時において起きる自然な化学反応によって、味覚の中にそのヒントを思わせるものが出来る。
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ストロベリー オレンジ 柑橘系の果物 洋ナシ リンゴ
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オーク
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新しいオーク樽やファーストフィルのバーボン樽はバニラやココナッツを思わせるフレーバーを与え、シェリーカスクは濃い色のフルーツを思わせるフレーバーを与える。カビ臭さは樽かウイスキーが長期間置かれすぎたことを意味する。
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リンゴ レーズン アプリコット バニラ ココナッツ
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岩と水
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水が湧き上がる場所にある岩はウイスキーにもうひとつのフレーバーを与える。石灰岩やしっかりとしたボディのウイスキーを思わせ、花崗岩はソフトなウイスキーを思わせる。
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ソフトでクリーン 鉄 パッションフルーツ チョーク(黒板の) しっかりとしたボディ 焦げた土
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#ウイスキーの知識