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蒸留所名 |
LEDAIG |
レダイグ
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オフィシャル(OB)/ボトラーズ/インポーター |
OB (バーンスチュワート名義)
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ビンテージ |
1979年
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流通年 |
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度数/内容量/カスクナンバー |
48.1% 70cl
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ボトル形状 ボトル色 ボトル残量 |
トール瓶 透明 60%
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総合点数 |
92(SGP:376)
S for the Sweet/Fruity scale (honey, fruits, candy, raisins, vanilla, flowers…) SGP各最大値は9 |
90-00年代初期 OB マッカラン12年 43°を80点とする
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ストック/BAR |
BAR
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テイスティング者体調/当日摂取アルコール |
普通/モルト2杯目 |
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ファースト |
琥珀 ゴールド 焦げた麦 コーヒー 藁感 確かにスモーキー バニラ |
9
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ミドル |
フルボディの表記があるが、盛り上がっていくというより輪郭がしっかりしている 穏やか バニラ感 塩っぽい 植物 葉っぱ 想像以上にいい
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10
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フィニッシュ |
鼻抜け良好、返り穏やかだが心地よい 確かにスモーキーか ドライな印象 わかりやすい 干したブドウ |
9
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エクストラ(その他) |
レダイグはマル島のトバモリー蒸留所のピート炊きした麦芽を使用したバージョン。この蒸留所も特に所有権移転、操業・停止が激しい。 1798年 地元の商人であったジョン・シンクレアが創業 1837年~1878年 操業停止 1878年 操業再開 1890年 ジョン・ホプキンス&サン&Co. に所有権移転 1916年 ディスティラリーズ・カンパニー・リミテッドに所有権移転 1930年~1972年 操業停止 1972年~1975年 レダイグ蒸留所として操業 1975~1979年 操業停止 1978年 カークリーヴィントン・プロパティCo.に所有権移転 1979年~1981年 トバモリー蒸留所として操業 1981年~1989年 操業停止 1982年 チーズ保管会社にレンタルするためアパートを建設するため熟成庫を改築し売却してしまう。以降一時同蒸留所の海岸的特徴が弱まる。 1993年 バーンスチュワートディスティラリーに所有権移転。操業再開。 2002年 トリニダードのベンチャーキャピタル(CLフィナンシャル)がバーンスチュワートを買収。傘下におさめる。
トバモリーはマル島ただひとつの蒸留所。マル島はキリスト教にとって重要な巡礼地であるアイオナ修道院への玄関口である。アイオナ島はスコットランドにキリスト教を伝えた聖コロンバが西暦563年に最初に上陸した。 聖コロンバについてはモルトとは全く関係ないが、ネス湖でネッシーを目撃した記録を文献に残したことで有名。 1993年バーンスチュワートディスティラリーに所有権が移転されるまで、トバモリー名でリリースされたものは、タリスカやジュラとのバッテドモルトであった 現在トバモリーはピート炊きしないで生産する方針だが、毎年いくらかはピート炊きしたものも生産するとのこと。
本ボトルは1979年トバモリー蒸留所として操業を再開した最初の年に蒸留され、貯蔵庫をアパートに変えられてしまった悲運を潜り抜け、1993年にバーンスチュワートディスティラリーが買収する際、20万ポンドで残存在庫を買い取った中のひと樽である。同年以降はバーンスチュワートディスティラリーの運営する本土のディーンストン蒸留所において熟成されていたことになる。 そういった意味ではモルトマニアの琴線に触れるレアな1本といえるだろう。幸いフレーバーも素晴らしく、活きていた。 |
10
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加水 |
加水せず
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#レダイグ