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ハイランドパーク 1903年 40度 BBR




special

 

Brand: Highland Park – 1902
Bottlers: Berry Bros & Rudd
Category: Whisky – Malt
Country: Orkney
Volume: 40 Vol.
Capacity: 75 Cl.

Description: Reserve 1902 – Special bottling – Early Berry Bros & Rudd label – Black capsule

 

【ハイランドパーク】は北緯59度、大小あわせて70近い島からなるオークニー諸島、グレートブリテン島の北40KMのところに位置し、スコットランドで最北の蒸留所である。この場所はまた18世紀の伝説的な密造業者として語り継がれるマグナス・ユンソンの小屋が存在していた場所。

1707年スコットランドを併合したイングランドはウイスキーに重税をかけた。これに対してオークニーのキリスト教会長老(地元の教区役員・牧師)であったマグナス・ユンソンは対抗。説教を行う教壇の下にハイランドパークを置き続け、税務調査官の目に届かないようにしたのである。

また、調査官が来ると噂になると、棺にハイランドパークを詰め、白い布で覆い、皆で祈りをささげたうえで「天然痘」でなくなった人間の弔いであると演じたという。

また本ボトルの1902年を日本で言えば、日英同盟が成立した年であり、日本初の私立大学として早稲田大学が開校した年である。1903年には夏目漱石が文部省留学生として派遣された英国留学から帰国し、1904年には日露戦争が勃発。

100年以上前のだいぶ昔話であるように感じるが、今でもハイランドパークは北の巨人であり続け、BBRは復刻ラベルを用いたボトルを精力的にリリースしている。

 

#歴史に残る名ボトル

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