先日、とあるお店で見つけたこのヘイグ。
現行ボトルとは形状も違い、もちろん味わいも違う。
HAIGヘイグ家は、12世紀に起源を持つスコットランドの古い家柄。
1627年にロバート・ヘイグがオランダで学んだ蒸留技術を生かすために蒸留所を建設してからです。
1822年に現在のような会社組織になったその背景には、ジョン・ヘイグの代に業界に先駆けて、連続式蒸留気の導入をしグレーンウィスキーの経済的に量産した為です。
それが端緒となり、ブレンデッドの最盛期を向かえD・C・L結成を呼びかけそのリーダーとして手腕を振るった。
ひっさしぶりにこのタイプのヘイグを飲みましたが、本当に美味しいです。
と、いうよりも状態が良いです。
昨今のシングルモルトの高騰(特にオールド系)が目立ち、古きよき時代の味わいを楽しめる事がしずらくなってきました。
しかし、こういったブレンデッドで楽しむ事もいいかもしれませんね。
まだシングルモルトよりも割安感はありますし、それに古い原酒も入っているわけですからね。
昔、当時の世界的な嗜好に合わせた、マスターブレンダーの腕が光る1本ですね。
味わいは、すごくメローでシェリー系、カラメル、柑橘の香り。優しくもとてもバランスの良い温かみのあるふくよかな味わいです。
ちょっと大事に飲みたいです
#愛してやまないモルトたち