MENU

お久しぶりという思い出の花

早い時間、まだ誰も来ていない店内にドアが開き、そこに立っていたのは懐かしい顔のお二人でした。

それは、移転前の袋井当時のお客様。

当時、よくお越しになっていたバーボンがお好きな旦那さんとカクテルがお好きな奥様。

そして、新たに家族に加わった可愛いお子様と一緒に立ち寄ってくれたんです。

突然の訪問に僕は、「エッ」って言う感じで対応して申し訳ありません。

ご夫妻は、BARという存在を深くご理解していただいているので「子供がいるから、今日はお顔だけでも」と

のことでしたが、わざわざお越しいただいて大変に嬉しく思いました。

幸いと言うか、他にお客様がいらっしゃらなかったのでお子さんをカウンターに着かせて記念写真をパチリ♪

思わず2ショットになってしまいましたが、この子が20歳になった時までバー・テンダーでいたいし、NO”AGEをやっていたい。

そんな風にも思い、なんか少し元気をいただけたような気がします。

NO”AGEという言葉の意味には、「世代を問わず」という意味があります。

この言葉の中に僕のもうひとつの思いがあります。

それは、僕がこの店を開店した時はまだ24歳という若造でした。

開店した時においでいただいていたお客様は、やはり同年代の方が多くて楽しい時間を皆さんで過ごすことができました。

当時のお客様の中には、結婚をしたりお子さんを出産したり、転勤して袋井を離れてしまった方がいたり、歳若くしてNO”AGEのカウンターに座れなくなってしまった方がいたり・・・。

たくさんのお客様の思い出が、このカウンターに詰まっています。

だから、静岡の新天地でもこのカウンターを使っているんです。

今日、お越しいただいたご夫妻にもこのカウンターで仲良く飲んでいた思い出もここにあります。

その止まり木のために遠いところからお越しいただき、本当に有難うございました。

また奥様の手に持っていた物は、僕を驚かせてくれました。

奥様は、恥ずかしいから!っておっしゃっていましたがすみません載せちゃいました♪

10周年の時の話、また決まり次第ご連絡させていただきますのでその時は、成長したであろう僕のカクテルを飲みにきてください。

そして、17年後にこのカウンターでお子さんと一緒に肩を並べて飲む姿が見れるまで僕も頑張ります!

#バーテンダーの独り言

この記事を書いた人