バルヴェニー ゴールデン・カスク 14年
伝統的なオークカスクで熟成させた後、選び抜いたカリビアンラム樽にて仕上げ熟成。
ノンチルフィルターにてボトリング。
滑らかな飲み口。円やかで、シルキーな味わい。ラムの影響を受けながらも、非常にデリケートでバランスの良いウイスキーに仕上がっている。
食後に、ゆっくりとお楽しみいただきたい1本です。
バルヴェニーはグレンフィディック蒸留所開設の5年後、1892年に事業拡張の為創業。蒸留所の名前は近隣のバルヴェニー城に由来するも の。13世紀に遡る歴史がありながら廃城として長らく放置されたバルヴェニー城を蒸留所の創業者であるウィリアム・グラントが取得し、 バルヴェニー蒸留所の創業の地とした。
グレンフィディック蒸留所と同じ敷地内に隣接されたバルヴェニーだが、水源はコンヴァル丘陵の数十箇所の泉から引いており、グレン フィディックが使用するロビービューの泉に比べてやや硬度が高い。
麦芽の一部には現在でもフロアモルティングによるライトピーテッド麦芽を使用。ポットスティルはネックの部分がボールのように膨ら んだ独特の形状をしている。蒸留は蒸気による間接加熱方式で、流出速度を抑えて香りの成分をおだやかにじっくりと抽出し、豊かでヘビ ーなモルトを作り出している。
熟成はバーボン樽を中心に、シェリーやポートの空樽を使用して行われ、樽の種類や材質の違いを組み合わせて多彩な味わいのシングル モルトを造り分けている。
#愛してやまないモルトたち