僕たちバー・テンダーは、よく別名「夜のお医者さん」なんていう言葉で言われることがあります。
そういわれれば、確かにそんな役割もあるよなぁ~なんて最近特に感じることがあります。
BARに来られるお客様に限らず、カウンターを挟み第三者としてとの相手がいることにより普段話せない悩みや、不安、怒りを語りやすくなると思うんです。
それをすっと癒すことをしてくれるのが、バー・テンダーの役割なんだと思います。
美味しいカクテルやお酒をお出しすることだけではなく、カウンターに座られる方々のお話を親身に伺うのも僕たちの仕事のひとつです。
この何かとストレスを感じてしまう時代には本当に必要な存在なのかもしれません。
お酒と言うのは、気分をリラックスさせるだけではなく普段話せないような事をすこし楽に話ができるための潤滑油にもなるのかもしれません。
告白をする時に、お酒の力を借りてするって言うこともわかる気がしますよね。
たしかに受け手にとっては、なんか情けないようにも感じますが草食系の多い今の時代、そんな感じでも言ってくれるとうれしいときもあるじゃないですかね?
中には、本音を言ってしまって喧嘩をしてしまう方々もいらっしゃいますがね・・・。
飲みすぎは良くないですが、そういう風に口に出すことによって少しでも抱えている何かを楽にして行ってもらえれば、そんな風にも考えます。
僕がお客様に言う言葉の中で、「あのドアを開き、またあのドアを開きお帰りになられる時には、少しでも幸せになっていていただければ・・・」
そんな風にいつも思っています。
だからこそ、僕たちバー・テンダーはいつも笑顔でいて、時にはお客様を叱咤するときもあるのです。
生意気に!って思われることも多々あります。
ですが、これが僕たちの仕事の顔の一つなのではないかと思います。
#バーテンダーの独り言