最近、昔から苦手だったことが歳を取ることによって好きになってきました。
それは、活字の本の読書。
子供の頃から、飽き性だった僕にとって小説とかを読むのが大の苦手でした。
本当にお恥ずかしいことです。
好きな本はそれでも読むのですが、それでも読むのがめちゃくちゃ遅くてしかも覚えが悪い。
だからお酒の本などを読んでいると、母親によく「珍しい!」といわれる始末でした・・・。
妻は本好きなので、それに刺激されて読むようにはなったのですが、それでも読むのが妻よりもかなり遅くへこむときもあります。
そんな僕が、最近はすすんで読むようになった作者がおります。
山本兼一 著の本。
昔から歴史に興味のあった僕にとって氏の書く歴史小説は、本当に面白いのです。
よく調べているよね~ってこの前もお客様とお話してました。
氏が書いている本で持っているのは、
「利休にたずねよ」
「火天の城」(映画にもなっております)
そして昨日買ったのは、「いっしん虎徹」
著者へのインタビューはこちら
新選組局長・近藤勇も愛用していた日本刀、その刀工・虎徹自らが鍛え上げた当代随一の兜を一刀のもとに叩き切る刀を鍛える。本名、長曽祢興里(ながそねおきさと)、後の長曽祢虎徹(こてつ)。
越前で甲冑(かちゅう)の名工として知られた甲冑師・長曽祢興里は、甲冑の需要が減ったため江戸に移って刀鍛冶となる。自らが鍛え上げた当代随一の兜を一刀のもとに叩き切る刀という夢。一心不乱に鍛えて鍛えて・・・、生涯に一振りの名刀を・・・。
徳川の天下泰平の世に名刀を送り出した虎徹。鉄を知り、鉄の塊から美しい刀を作り出す。命を懸けてただひたすらに追い求める技術者の姿、その情熱をたっぷりと描いた作品 紹介文参照
まだ読み始めなのですが、職人としての心構えや思い、情熱を感じさせてくれます。
文から教えられることも、糧になるということを昔、お客様に教わったことがあります。
最近はそれを感じるようになり、少しは人間として成長してきたのかな?
と思う今日この頃です。
#バーテンダーの独り言