僕の中で、バーテンダーとして昔からあこがれている姿がある。
それは、真っ白い「バー・コート」を着てカウンターに立つ姿です。
なぜそれが、憧れているかというとあの真っ白いバーコートをきることに意味があるからだと僕は考えております。
様々なカクテルコンテストで、着用することのある白いジャケットはバーテンダーの正装とも言われている綺麗な格好。
これは、私達バーテンダーの精神を表れと感じております。
白という色は、様々な色合いを映えさせてあわすことも出来る色です。
僕は、人にはその人の持つ色があると考えております。
赤色の情熱的な方、緑色の爽やかな風を感じさせる方、澄んだ青色のように静寂で物静かな方・・・。
私達バーテンダーがこの白いジャケットを着るというのは、様々なお客様と対峙してサービスをするという思いが込められていると思います。
本当の意味とは違うのかもしれませんが、僕の中ではそう考えているのです。
僕もバーテンダーを続けて、12年と言う歳月を過ぎようとしております。
僕も師と仰ぐ佐々木氏(BAR OLDCLOCK 鹿児島県大口市)の下についたときの氏の年齢になりました。
正直この真っ白いバーコートに身を包むことにとても勇気がいります。
まだ着る事は出来ませんが、いつかその「心」を身に纏い皆様方の前に経つ日が来ると思います。
先人達が着ていたこの「心」を僕も受け継ぐ決心が出来たときに・・・。
#バーテンダーの独り言