なぜこのブログを書いたかという理由は、自分が尊敬している先輩バーテンダーのブログを見てからだ。
最近、自分のお店に置いてあるお酒のコンディションが気になり、すでに封を空けて時間が経っているボトルをチェックすることが多い。
特に自分のお店は、移転に伴いお酒を移動時にガチャガチャしてしまったという心配もあったので移転時にチェックはしたのですがもう一度改めてチェックをすることにした。
(こちらのボトルは参照表品で今はもうすでにからですが、以前は小瓶に小分けして酸化を遅らせていました)
自分は以前のお店でも結構モルトが中心になっていたので、空いているボトルはかなりあり時間が経つにつれ味わいが芳醇になる物もあれば、やはり酸化による香りの低下、味わいのふくらみの減少には本当に苦労をしてきました。
その度にお客様にお安く提供をしてきたのですが、やはりなるべく皆様にはいい状態で飲んでいただきたいという思いもあり、中にはもう出せないという物も出たりするときもあった。
管理という部分では、パラフィルム等を使いなるべく揮発がしないようにはしてまいりましたが時間には勝てないのです。
移転をした今、これを機会にと思い、開ける量もおいてある量も少なくしてはいますが、前のお店に開けたOLDボトルに関してはまだ状態のいいものだけを置くようにしました。
ですがやはり封をお開けてから時間も経っているという点から以前の袋井時代(地代の安い時)からのお値段でお出ししております。
これはお客様に正直にお出ししたいという気持ちと職人達がこのお酒を作るのに努力した尊敬の意を込めているからです。
もちろん今まさにいい状態というものもあります。
それは本当の意味でのベストコンディションなのでしょう。
開けるタイミングや飲んでいただくタイミングにも合わせたコンディションの維持。
これは本当に難しいですね。
先輩のブログにも書かれていましたが、お酒の寿命の判断は、僕らバーテンダーに掛かっていることですからね。
改めて考えさせられました。今後の対策を練りたいと思っております。
#バーテンダーの独り言