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モルト初心者セミナー・レポート

昨日は、多くの方にモルト初心者セミナーにご参加いただきまして誠にありがとうございました。

当方の不手際により、時間を大分オーバーしてしまいましたことや説明がいたらなかったことを最初にお詫び申し上げたく思います。

さて昨日は雨が降ったりやんだりの中、スコ文研 静岡支部による初めての「モルト初心者セミナー」が開催されました。

昼間のセミナーに参加してくださった方は13名様。

スペース的にもこのくらいの人数がちょうどよかったようにも感じました。

はじめに私の挨拶から始まり、シングルモルトスコッチウィスキーとは?という形からセミナーが始まりました。

ウィスキーのラベルの読み方を簡単にご説明をさせていただき、テイスティングの仕方を皆様と一緒に体験をしていただきながら6つの地域の飲み比べをしていただきました。

この時、意外と初めての方々からアイラモルトが一番好きという声が多くて驚かされた場面もありました。

改めて6地域のシングルモルトを比べて見ますと、地域により特色がよりはっきりすることが明白になりました。

初めての方々にとってストレートではきついと思いましたので、加水をしていただくことをお勧めしますと、その香りや味わいの違いがよりご理解いただけたのではと思います。

テイスティングコメントの仕方というのもお話させていただきましたが、基本的には今まで経験をされたことのある食べ物の味わいや身近にあった香りに近い物で表現をしていただければいいですし、わざわざそれを言わないといけない訳ではありません。

テイスティングコメントとは、自分が好きな味わいや香りを覚えておくためのツールでありますし、それを毎回しなければならないわけでもありません。評論家になる必要もありません。

でも少しだけ、気をつけてそういうことを繰り返していきますと自分の舌が鍛えられてよりウィスキーがおいしく感じることになることでしょうからいつもじゃなくていいですからたまにはやってみてください。

そして皆様お待ちかねのフード・ペアリングに移りました。

私がお料理の準備をしている間は、本部からお借りしたDVDをプロジェクターで映し出して皆さんはその映像とそこから流れる土屋先生の蒸留所の説明などに見入っておりました。

お料理の内容はこちらになります。(画像は余裕がなくて撮っておりません・・・)

オーヘントッシャン12年・・・・アメリカンチェリーのレモンシロップ漬け パフェ仕立て

ザ・グレンリベット18年・・・・豚ばら肉の田舎味噌漬け 九条ねぎの香り

グレンモーレンジ10年・・・・鶏肉のファルシ ソース・ディジョン

スプリングバンク10年・・・・・稚鮎のフリット ヒマラヤの岩塩添え

タリスカー10年・・・・・・・・・・つぶ貝とナスの煮浸し

カリラ18年・・・・・・・・・・・・・富山産 いかの黒作り

という感じでフード・ペアリングの説明とお料理の簡単なレシピをおつけして皆様に楽しんでいただきました。

一番相性がよくて、人気があったのがグレンモーレンジ10年と鶏肉のファルシで、次に王道のイカの黒作りとカリラ18年でしたかね。

お料理的に人気だったのは豚肉の田舎味噌漬けでこれはレシピも添えさせていただきましたのでご家庭でもお試しいただけたらと思います。

今回は試飲する量も多かったので大丈夫かな?と思っておりましたが、いやいや皆様きっちり残さず飲み干していただきまして、しかもお料理も全部平らげていただけたので気持ちよく思いました。

そしてお楽しみボトルは、なんとこちらでした!!

The Glenlivet 18年 初期ボトル

実は、せっかくなので今昔物語も体験していただきたいと思いましたのでこちらを開けることにしたのです。

やはり旨し!

皆さんどれが一番お好みですか?と伺うと真っ先にこのボトルを指しましたからね(笑)

結局予定していた時間を1時間以上オーバーしてしまい、皆様にご迷惑をおかけしてしまいまして申し訳なく思っております。

ですが、今回のセミナーでよりウィスキーのことをお好きになっていただけたら幸いです。

私もその為に、より一層の努力をしていきたく思います。

参加された皆様、本当にお疲れ様でした!

そしてありがとうございました!

#バーテンダーの独り言 #愛してやまないモルトたち #NOAGEからのお知らせ

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