現在、店の中にメニューらしき物は何もない。
初めて見えたお客様は、ちょっと困った顔になる。
「ウスケバで見た」方は、初めてでも堂々とモルトウイスキーをオーダーされるので、何もおっしゃらなくても、なんとなく分かるようになってきた。
そこで当店自慢のバーテンダーと相談して、カクテルメニューを作成することにした。
昔は、自分で色鉛筆で絵を書いて、そのカクテルの出来た言われなども載せていたのだが、ぼろぼろになったのと、バックバーがモルトウイスキーで埋め尽くされ、リキュール類が奥の冷蔵庫にしまいこまれたのを機に、メニューも仕舞った。
今度は版画で作ろうと思っている。
もちろんシェーカーもステアグラスもあるのだが、棚の中の目に付かないところに隠してある。
だって、面倒なんだもん。(笑)
それと、カクテルを作りたくない理由がもう一つ。師匠は北新地で40年以上シェーカーを振り続けておられる、「樽」の和田幸治さんである。ときどき店にお邪魔してはカクテルを頂くのだが、どう頑張っても足元にもおよばない。なぜ同じ酒を使って混ぜるのに、こんなに味に違いが出るのか不思議でならない。
もちろん、うちのバーテンダーと比べても、これが同じ名前のカクテルなのかと思うぐらい、仕上げ方が違う。私は師匠の教えのとおりコンチネンタルスタイルで振るし、彼はアメリカンスタイルで振る。
どちらの味が好みかは、お客様に決めてもらうしかない。
これからはもう少しだけ、カクテルにも力を入れる方向で考えている。
また一から勉強だ。
そこで、皆様が飲んでみたいカクテルを大募集
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#カクテル