酒が好きな方なら聞いたことがあろう、あの本。「洋酒天国 世界の酒の訪問記」佐治敬三さんの初版本(昭和35年 文芸春秋新社発行 ¥270)と、「洋酒天国 33」(昭和34年 洋酒天国社発行 ¥30)。昔から、なんとしても手に入れたかった本である。
ちなみに両方で¥3000な~り。(これは安い)
ここ2年ほど、昼間の暇な時間に碁会所に通っている。腕は、誰とやっても勝ったり負けたり。「相手が勝ったり、私が負けたり」で、笊碁もここまでいくと、ルールを知っているという程度。級数にすると10級から9級といったレベルで、碁を打てますとは恥ずかしくて言えない。
その碁会所で、父親と同い年の老人(本人曰く青年)と知り合った。その方のお仕事が、古本屋。今は息子さん二人にまかせて時々店番をするぐらいで、詩吟に碁にと悠々自適の生活を送っておられる。碁の腕も私と似たり寄ったりで、顔を合わすと迷人戦がスタートする。こちらは本当に、勝ったり負けたり。
前々から、手に入れば絶対に譲って欲しいと、懇願していたところ、昨日わざわざ店に届けてくださった。その後、ちょっと一杯飲んでいかれた。当店の売り上げ¥3000な~り。ボトルの中身とバーターしたようなものである。
今日はじっくりこの本に漬かってみよう。
奈良漬けの脳には刺激になるかも。
#本