今日、昼ごはんを食べに行って、のどが渇いていたのでビールをオーダーした。
ビジネス街の定食屋さんでの事である。ちょうどランチタイムで、店は混雑していた。
私の顔をジロリとにらみつけた御仁がいた。良く見ると昔の上司であった。
「昼間っから飲んでて大丈夫か?」と声を掛けられた。
会社を辞めてからの仕事の遍歴を説明し、今は小さなバーをやっていると言うと、うらやましそうに私のグラスを眺めるだけで、それ以上は何もおっしゃらなかった。
サラリーマン時代は、昼にビールを飲んでいる人をうらやましく思っていた記憶がある。何をしている人だろうと不思議だった。
十三という街は、朝から酔っ払いが平然と歩いている街である。4年以上この街にいると、朝から酒を飲むなどもってのほかというビジネス街は遠くなってしまったのかもしれない。生活空間の環境に順応しきっている自分がいる。
背広・カッターシャツ・ネクタイ・革靴なんて、昔々にどこかに置き忘れてきた。ライターのときもジーパンにスニーカーで事が足りた。今ももちろんジーパンにすにーかーである。冠婚葬祭の時のみ正装するだけになってしまった。
ビジネス街を自転車で走っていて、回りを行きかうサラリーマンが違う世界の人間に見えてきた。
まだ正月ということで許してもらいたい。今後、ビジネス街でランチを食べるときは、ビールは我慢するように努力しないと。
#ビール