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Livet リベット地区(穴埋め式)

Livet リベット地区

スペイ川につながるリベット川流域には3つの蒸留所、ザ・グレンリベットとそれにあやかりたいタムナヴーリンとブレイヴァル。
リベット川の支流エイボン川にはトミントール。

・ザ・グレンリベット蒸留所(ペルノリカール社)
ジャコバイトの末裔ジョージ・スミス1824年に設立、政府公認第一号の蒸留所。
平穏な谷」の意味だが、ジョージ・スミスは密造者仲間から狙われ護身の為に常にピストルを持ち歩いていた。
ランタンヘッド型のポットスチルが初留基、再留基。
仕込み水はジョジーの泉(やや硬水)
ピートを軽く焚き、バーボン樽、シェリー樽、プレーンカスクを使う。
スピリッツはすべてキースにあるシーバスの集中熟成庫で熟成される。
現在は第2生産棟を建設中である。

覚え方:ジョージスミス→ジョジーの泉、ピストルによって護られる平穏な谷

・タムナヴーリン蒸留所(UBグループ、ホワイトマッカイ社)
正式名称はタムナヴーリン・グレンンリベット。
ザ・グレンリベットの名声にあやかろうとしたもの。
蒸留所の前身は羊毛の紡績工場で、一時期ビジターセンターにもなっており、現在のボトルに描かれている。
再留器にピュアリファイアー(精留器)がつけられているため、軽い仕上がりのモルト。

・ブレイヴァル蒸留所(ペルノリカール社)
かつてはブレイズ・オブ・グレンリベットと呼ばれ、70年代にカナダのシーズラム社がアルタベーン蒸留所とともに建設した。
この名前はもちろんかのザ・グレンリベットにあやかろうとしたものだが、シーバスブラザーズを買収してザ・グレンリベットを傘下におさめたことから改名に至った。
スコッチで一番標高の高い蒸留所である。(2位は北ハイランドのダルウィニー蒸留所)
外観は修道院のような建物(関連:オスロスク蒸留所)だが、中はアルタベーン同様に近代的な設備が整っている。
初留釜の過熱にエクスターナルヒーティング(関連:グレンバーギ、ミルトンダフ、グレングラッサ)を採用、スチルはボール型で初留2基、再留4基。

・トミントール蒸留所(アンガス・ダンディ社)
ハイランドで最も標高の高いトミントール村から名づけられ、冷涼な気温。
蒸留所は村からやや外れにあるので、ブレイヴァル、ダルウィニーよりやや標高低い。
1964年にグラスゴーのウイスキーブローカーたちによって建てられた。
2000年にブレンデッドウイスキー業者のアンガスダンディ社に買収された。(関連:グレンカダム2003年)
通常はノンピートの麦芽しか使わないが、フェノール値88ppmの麦芽を使ったバラントルーアンというボトルもリリースされている。

ウイスキーエキスパート試験まであと6日

#スペイサイド(穴埋め式)

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