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ジンバッキー

神戸には知る人ぞ知るカクテルがある。
 
その名は「ジンバッキー」

少し前、バッキーさんと言うアメリカ人の真珠バイヤーがいました。

彼はゴードンジンで作るジンリッキーが好きでした。
レシピはジンが50mlでライムが半分、ジン入れたあとにライムを入れて潰し、その後炭酸でアップするのがお好みでした。

ある日、疲れた表情で入ってきた彼はいつものジンリッキーを注文。

作りかけたバーテンダーに今日はジンジャーエールを入れてくれと注文。

出来上がったグラスを眺めながら、彼は最近息子が亡くなったと告げ、その子が好きだったのがジンジャーエール
これからは、ジンジャーエールを少し入れてくれと、

酒を飲むときに息子を思いたいからと、そして何時からかそのカクテルは「ジンバッキー」と呼ばれるようになった。

今では知っているバーテンダーはかなり少なくなりました。まさに神戸伝説のカクテルです。
では、また!

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