『イチローズモルト』。まだ皆様には耳馴染みしていないですよね。
今、僕が一番注目しているウイスキー。それが『イチローズモルト』なんです。
『イチローズモルト』とは、マリナーズのイチロー選手 とは、全く無関係です。。。
このウイスキーは肥土(あくと)伊知郎氏が創り出すジャパニーズウイスキー。
それは2004年の出来事。寛永2年(1625年)から続いた東亜酒造の長い歴史の幕が降りた
時から始まりました。ウイスキービジネスは商品を造ってから熟成させる為、
とても難しいビジネス。この東亜酒造もその波に飲まれたのです。
昭和34年に東亜酒造に社名変更した当時の社長の孫、肥土(あくと)伊知郎氏はその幕引きを
間近で体験する事に。会社は無くなるものの創り上げて熟成されているウイスキーは
まだ沢山、熟成庫の中に。肥土(あくと)伊知郎氏は色々な企業に、まだ眠っている原酒を
預かってくれる様、懇願する毎日。そして。。。廃棄期限が数日に迫ったある日、
肥土(あくと)伊知郎氏の熱い情熱に撃たれた、福島県の笹の川酒造が原酒の保管を快諾!!
そして『イチローズモルト』を販売するべく2004年9月。ベンチャーウイスキー社を誕生させました。
祖父の熱い想いが詰まった原酒の数々。その中から選りすぐった樽を選び
2005年、ウイスキーの権威イギリスの『ウイスキーマガジン』のコンテストに
『イチローズモルト・キング オブ ダイヤモンズ』を出品。
その結果は。。。ジャパニーズモルト部門で最高得点の「ゴールドアワード」に選ばれのです!!
世界は騒然としました。「日本にはサントリーとニッカだけでは無かったのか!!」と。
更にその蒸留所は取り壊されていると言う事実。世界がベンチャーウイスキー社
そして肥土(あくと)伊知郎氏に注目したのです。
2008年。この年、ベンチャーウイスキー社が世界のトップクラスと周知の事実となった年。
日英修好通商条約150周年記念オフィシャルウイスキーを造るに当たって
なんと!!肥土(あくと)伊知郎氏を指名したのです。それはウイスキーの本場スコットランドが
肥土(あくと)伊知郎氏を認めた瞬間でした。
世界よりも本国日本ではまだまだ有名ではない『イチローズモルト』。
日本が世界に誇る『イチローズモルト』。
是非機会があれば、飲んでみて下さい。
#イチローズモルト