先日、１１月いっぱいで西宮は夙川の銘ＢＡＲが２１年の歴史に幕を降ろしました。
とても複雑な気分です。。。
このお店と芦屋日記は何故か共通のお客様が多かったんです。
芦屋日記も25年前に産声を上げて以来たくさんの方に愛されて今日まで
頑張って来ています。今では芦屋日記も老舗のひとつとして名前を挙げられる様に
なっているのですが、このお店も夙川では最古参のひとつでした。
ちょうど、両店が開店した時期は景気も良く、遊び周っている方が多く、
夙川で遊ぶならここ、芦屋で遊ぶなら日記で。って方が多かったんでしょうかね。
お互いの情報がお客様を通じて伝わったりする事もしばしばありました。
なぜ、この件でくさのっちがノスタルジックになるかはですね、
このお店の店長が同じ年なんです。
くさのっちが芦屋日記の店長になったのは21歳の時でした。
その彼は大学時代にこのお店にアルバイトとして入り、
卒業後、就職し同時に店長となりました。２２歳ですね。
歴史あるお店の若い店長と言う事でお互いがんばろな！！
ってよく励ましあいました。当時、芦屋・苦楽園・夙川エリアの
バーテンダーの中でも若い部類だったのですが、更に店長と言う事で
色んなお店で「君ら二人は頑張ってるなぁ！！」なんて可愛がって
貰ったものです。
そんな彼とこのＢＡＲでの最後のやりとり。。。
「ほんまやね。いっぱいのお客様に愛されてるよね。」
「いや、勿論お客様に感謝は当たり前なんですが、
このお店に関わって下さった方、全てに感謝です。」
「と、言うと？」
「例えば、このお花なんですけど、いつも以上に素晴らしくありません？」
「うん。それは思ってた。」
「毎週、僕もどんなのになるか楽しみだったんですが、今回のが一番好きです。
お花屋さんもに特に何もオーダーはしてないのですが、オーナーのこのお店の
イメージカラーが『白』と『緑』なんですって。その２１年前の言葉を
覚えて下さってたんですかねこんな素敵にして下さってホントに嬉しいです。
その他も、閉店するんですってお話しを業者の方にすると、
今まで以上にサポートして下さってるんです。
今までも感謝していましたが、本当にみなさんのお陰で
このお店が出来ていたんだなぁ、って改めて思いました。」
その日、お店を出たのは午前５時。
彼と硬く握手。
今まで彼も一緒に背負って来た「なにか」を
分けて貰えた様な気がします。最後にオーナーの奥様から
のお言葉。。。
今までたくさんの思い出や、最後にとても大切な「なにか」を
教えてくれた銘ＢＡＲに「今までありがとうございます、本当にお疲れ様でした。」
#名店集！！