ポートパイプ・フィニッシュ・・・。
初めに香りをかいだとき、懐かしい感じがした。
「赤玉ポートワイン?」
我が家は父も母も酒を飲まないので、子供の頃の酒の思い出はあまりないのだが、何となく名前が記憶に残っていた。ネットで調べてみると、かすかに記憶に残るボトルを発見・・・「赤玉ハニーワイン」(「赤玉ポートワイン」は1907年発売の歴史的商品だったんですね)
何故下戸の両親がこのワインを買ったのかはわからないが(たぶんボトルがお洒落+養命酒のようなモノ、といった感じだと推測するが)
甘くて美味しかった記憶が残っている。今でも「赤玉スイートワイン」を発売しているところを見ると、根強いファンがいるのかもしれませんね。
イチローズモルト <スリー オブ ハーツ>
【466-409:日本:個人的整理番号なので気にしないで下さいね】
D:2000 B:2010 OT:807 A:10Yo 61.2%
赤味をおびたオレンジ色。
花のようなポートワインの甘い香り。
チェリーの甘味とオレンジ系。奥からウッディな苦味が甘さと絡んで実に美味しい。
フィニッシュも長く、フルーティ。アルコール度数が60%もあるとは思えないくらい飲みやすい。
かなり気に入りました。
【今日の落語】
『長屋の花見』三代目 三遊亭金馬
ここ何日か肌寒いですが、そろそろ花見の季節ですね。
落語らしくて好きな噺なのですが、コレクションには金馬師匠しかありませんでした。
貧乏長屋の連中が、番茶を煮出して一升瓶に詰めたお酒ならぬ「お茶け」とカマボコに見立てた「たくあん」を
持って花見に行くという、貧乏でも風流を楽しんでしまう庶民の強さがイイですねぇ。
『大家さん、近々うちの長屋にいいことがありますよ』
『嬉しいねぇ。そんなことがわかるかい?』
『茶碗の中を覗いてご覧なさい。酒柱が立ってます。』