今回はこってりシェリーでした。
スプリングバンク SPRINGBANK 1996-2018 23yo WHISKY NERDS #63 48.0%
one of 243 bottles, Fresh Sherry Hogshead
香りはこってりシェリー、黒糖、ベリージャム、淡くみたらしのたれ、奥から焦げ感。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる。こってりまったりした濃縮ベリーの甘味、意外に穏やかな渋味、濃い麦芽の旨味、じわじわとピーティで長い余韻。
【Good/Very Good】
オランダの愛好家団体であるウイスキーナーズが最近ボトリングした、スプリングバンク1996、23年熟成のシングルカスクです。
以前にも同ヴィンテージの21年熟成をリリースしていますが、今回のものはフレッシュシェリーの樽で色も濃いです。
香味もまったりこってりシェリーカスクのもので、黒糖やジャムのような甘やかさに加えて、みたらしのたれのようなニュアンスもありました。
しかしそこなスプリングバンク、ブリニーさこそわかりにくくなっていましたが、濃厚な樽感に負けじとモルティさやピーティさが主張してきたのは印象的でした。
スプリングバンクに限らずたまに出会う、このみたらしっぽさを伴うシェリー感は、使っているシェリーそのものが他のものとは違うのではないかと思うことがあります。
前回のものとは違ったタイプで、興味深いボトリングでした。
#スプリングバンク (SPRINGBANK)