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ニューリリース:スプリングバンク 25年 オフィシャル 2016年詰め 46%

良い熟成感があって陶酔感のある美味しさでした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 25yo OB bottled 2016 46%
one of 900 bottles

香りは華やかでふんわりとした膨らみもある。甘やかなプラムやリンゴのジャム、オレンジマーマレード、じわじわと旨そうなモルティ、奥にミネラルとうっすらとピート、リッチで厚みを感じる。
飲むと穏やかな口当たりから芳醇に広がる、香り同様のまろやかなジャムのような濃縮フルーツとそのコク深い甘味、塩気とピートは淡く感じる程度、優しい麦芽の旨味、陶酔感もある長い余韻。

【Very Good/Excellent】

2016年詰めの、最新のスプリングバンク25年、オフィシャルボトルです。
ポートカスクで後熟されており、900本限定です。
逆算すると1991年頃の蒸留でしょうか。

モルティな旨みや厚みをしっかり残していますが、ナチュラルな熟成感は感じられ、全体的に優しさがあってこなれています。

ポートカスクの影響もあってかジャム系のフルーツ感とコクのある甘味があり、それも平坦でべたつくタイプではなく穏やかで深みのあるものでした。

90年代後半になるとスプリングバンクはかなりピーティになるイメージですが、このボトルはその前の蒸留ですのでピートは穏やかで、熟成期間と樽の影響もあってか塩気も淡くふんわりしていました。

樽も効きすぎておらず、フィニッシュの露骨な味付け感もなくナチュラルな熟成感であり、詰め時感もありましたね。

スプリングバンクは、酒質も樽感もボトリング後に落ち着いて飲み頃になるまでに時間がかかるイメージですが、この25年はさすがに長熟ということもあってかすでに陶酔感もあって、かなり美味しかったです。

 

#スプリングバンク (SPRINGBANK)

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