MENU

ニューリリース:グレンガイル(キルケラン) 2004-2016 12年 オフィシャル 46%

ナイスなキャンベルタウンモルトでした。

 

グレンガイル(GLENGYLE) キルケラン(KILKERRAN) 2004-2016 12yo OB 46%

香りは若さもあるが華やか、オレンジやバニラ、白い花、ワックス、しっかりめの麦感、ミネラル、淡いピート、潮風や少し磯っぽさもある。
飲むとキツさはないがややスパイシー、オレンジピール、フルーツの甘味と良い酸味、強い塩気でミネラルが豊富、香りよりピートを感じる、後半に若干のオークのエグミがあるがリッチさもある。

【Good/Very Good】

グレンガイル蒸留所から、キルケラン表記のオフィシャルボトル12年、ニューリリースです。
ヴィンテージ表記はありませんが、2004年から蒸留が始まった蒸留所ですので、初年の蒸留で現在最長の熟成年数ということになります。
これまでのワークインプログレスではなく、ひとつの完成品として、これからのスタンダードボトルとしてのリリースと思われます。

バーボンカスクメインのヴァッティングでしょうか、フルーティでフローラルさもあり、華やかさがありました。
スプリングバンクと同じキャンベルタウンで同蒸留所のフロアモルティング麦芽を使っているだけあって、同様のミネラル感や磯っぽいニュアンスも感じられました。
また、ロングロウも作っている現行のスプリングバンクと比べると弱めですがピートの個性もちゃんと感じられ、全体的には結構多彩な香味です。
(逆にロングロウを作っている影響がやっぱりスプリングバンクに出ているんだなと感じました。)

キャンベルタウンの香味が個性としてしっかり感じられるリリースで、素敵なシングルモルトになったと思います。
今後のリリースも楽しみです。

 

#グレンガイル (GLENGYLE)

この記事を書いた人