美味しいですが,ちょっと強引に仕上げた感がありました。
ラフロイグ LAPHROAIG 11yo OB "VIKING LINE" 48%
香りはオレンジ、プラム、奥にパッションフルーツ、魚介ダシ、バニラとオーク、しっかりヨードのあるパワフルなピート。
味は滑らかな口当たりから広がる、まったりとした粘性のあるテクスチャー、オレンジ、やや平坦なベタッとした強い甘味、淡い渋味、強いピートがありオイリー、魚介ダシ、甘い余韻。
【Good/Very Good】
ニューリリースのラフロイグ11年,北欧向けのオフィシャルボトルで48%と高めの加水です。
香りはラフロイグらしいものにシェリー系の要素も含む多彩なフルーツ感があり,ヨードもたっぷり感じるピート感があり好印象でした。
飲んでみると予想より粘性のあるテクスチャーで,香りで魅力的だった多彩なフルーツ感はそれほどはっきりせず,わりと平坦で強い甘味だったのが印象的でした。
なんとなくシェリーカスク由来の成分が馴染みきっておらず一体感がない印象でしたが,裏ラベルを見ると,トリプルカスクで,バーボンバレル→クォーターカスク→シェリーバットという流れのようです。
ワインカスクフィニッシュなどに多い平坦で糖質そのものを感じるような甘味はあまり得意ではありませんが,そのうち香りにおけるフルーツ感が味わいでもでてくるような気がします。
時間が経ってからの方が美味しいタイプかもしれませんね。
#ラフロイグ (LAPHROAIG)