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ウィスキー映画を撮っていて感じること・・・!!

ご存知イチローズ・モルトの産みの親肥土伊知郎氏のドキュメンタリーを撮り続け早1年!?正確には1年と3ヶ月・・・。
長いです。多分さらに後1年近くは撮って行くことになるでしょう。
最近肥土氏の事を取り上げるメディアが多くなってきています。
1月に出た「散歩の達人」4月に出た「SWITCH」4月に放送したBS朝日その他新聞、ラジオ、雑誌色々な所で紹介されています。彼を取り巻く環境は私達が撮り始めた頃に比べ180度の変化を遂げたと言っても過言ではないでしょう。そしてこれからも彼はより話題に・・・時の人へとなって行くでしょう。
そんな中私達の役目は何なのか?映画とは何なのか?日々考える日が続きます。
そこでいつも辿り着く答えは、この映画はきっと彼の・・・ベンチャーウィスキーというウィスキー会社の始まりの物語なのだ、という事です。
それは今を切り取る雑誌やテレビでは出来ないことではないでしょうか?
今から50年後90歳になった肥土氏が秩父蒸留所の50年もののウィスキーを手に取りテレビに向かう・・・その先には一本の映画が・・・。
このウィスキーの産声を聞くことの出来る一本の映画。
それはウィスキーと同じく年月を重ねるこどに価値を持っていくでしょう。
そう思うと僕たちが、これから社会に出て映画を作っていったとしても、もしかしたらこんなに素敵な題材には出会えないかもしれない。
50年、60年後の未来の人々に感動を与えるウィスキーの誕生の物語に出会えたことに深く感動を覚えます。自分達はまだ未熟ではありますが、稚拙ながらも肥土氏の情熱を漏らすことなく、彼の熱を映画に焼きつけていきたいと思っています。
そして出来るならば皆で秩父蒸留所の50年物を飲みながら楽しく今を振り返りたいと思っています。

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