MENU

30年という時間

先週末は素晴らしいモルトをいただきました。

写真はデュワーラトレーのストラスミル1975/31年。お花畑と思うほどの華やかな香りと、甘酸っぱいフルーティーさ。飲んでしばらく言葉が出ませんでした。さらに言葉を失っている間に、クリーミーな波が押し寄せます。「筆舌に尽くし難い」(←どこかで聞いたフレーズ 笑)って、こういうときに使うんやなぁ。

次に何を頂こうか、迷いに迷って“ライフ”シリーズのロングモーン1975/32年。以前ウスケバで大絶賛されてて気になってたんですよね。またもや言葉を失いました。この華やかながら上品な甘さは悶絶モノですわ。「甘美」って言葉はこういう時に使うんやねぇ。

いずれも私の生きてきた時間とほぼ同じぐらいの熟成期間を経ています。モルトと水を原料とした蒸留酒が、30年以上という期間を経て、こんなに複雑で素晴らしいウイスキーになるなんて。30年ってすごいね。2杯のモルトを飲んで、自分の人生を振り返ってしまいました。あと、お父さんお母さんありがとう、とか考えたり。

それにしても、感動を言葉にするという作業は難しいものですね。
私の年齢に関するツッコミコメントはご勘弁を(笑)

#ウイスキー

この記事を書いた人