ポジティブにもネガティブにも
捉えることができますが
新製品の『竹鶴』
12年という縛りを外し、ノンエイジで再出発(?)
個人的にはノンエイジ化は増産の証なので
ウィスキー市場や企業にとってプラスな現れ。
グラント・山崎・マッカラン・・・数えたらきりがない。
さて、そんな竹鶴をじっくり知るために
セミナーに参加しました。
版権的なものが気になるので表紙だけ。
内容はnikkaというか竹鶴政孝の経歴から始まり
蒸留所建設の地として余市と宮城峡を選んだことや
製法について。最後に製品紹介という流れ。
テイスティングには
・シェリー樽
・リメード樽
・竹鶴ピュアモルト
の3種。しかも量多いぞ!
ノーズを十分に感じることができるし
加水後の変化も楽しめますね。
そんな意図が垣間見える、すばらしい講座。
さて、一つ一つ説明を受けます。
シェリー樽はエイジの縛りを外したことで
華やかさ・エステル感やフルーティーさを
表現することができるようになった。
シェリー樽はソレラシステムで熟成している。
リメード樽は鏡板を新材、側板を旧樽というもの。
新樽のウッディさやボディ感は出るが
個性が強く出すぎるのが難点。
ハードで飲みにくい物になってしまう。
渋さや辛さがでてしまう。
それを改善するため、側板に旧樽を用いることで
まろやさを生んでいるんですね。
そして、製品『竹鶴』
今回、43度にアルコール度を上げました。
もともとの40度から1%ずつ度数を上げていき
香りとボディー感が両立できるところを探し当てた。
とくに口当たりはシルクのような滑らかさと表現していました。
うれしいことにサンプルのミニボトル付。
シェリーウッドフィニッシュは即売会のところに出品。
瞬殺されましたが。