高貴さとやぼったさの混在は90年代っぽいですね。
マッカラン MACALLAN 10yo OB 40%
90年代流通
香りは良いシェリー、ベリージャム、アプリコットジャム、みたらし、キャラメリゼしたナッツ、ミーティでリッチ、飲むと滑らか、良いシェリー、ジャムの甘味、コクのある甘味、しょうゆとみりんを感じる甘辛い照り焼きのタレ、やわらかな渋味もありバランス良好、ミーティでリッチ、暖かく,重さを感じる長めの余韻。
【Good/Very Good】
90年代~2000年代初め頃に流通していたマッカランの10年,オフィシャルボトルです。
香りはリッチでなかなか複雑で良いシェリー感ですが,これ以前のボトルのような高貴なニュアンスはなく,全体に野暮ったい印象を伴います。
飲んでみても香り同様の印象で,照り焼きのタレやみたらしのような甘辛いような味わいが印象的でした。
香り・味わいともにミーティなニュアンスを伴っており,これが野暮ったさと飲みごたえを感じる重さにつながっているように思うのですが,ボトリングしたての頃は硫黄っぽさとして認識される部分が結構あったのかもしれないと思いました。
ロールスロイスとまではいかないものの滑らかな口当たりから広がる感覚も好印象で,素直に美味しかったです。
#マッカラン (MACALLAN)